免許返納は運転が正常にできる内が良いとされる。おとといも高齢ドライバーの事故が起きており、北海道室蘭市では70代の男性が駐車場に停めようとしたところ急発進して住宅の壁に衝突した。男性はアクセルとブレーキを踏み間違えたと話しているという。警察庁によると、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故はおととし410件、昨年は397件と横ばいで減っていないのが現状。免許返納については去年75歳以上の高齢者が自主返納したのは約26万件。池袋で高齢ドライバーが母親と子どもをはねて死亡させた事故が起きたのが2019年で、この年は約35万件だった。免許返納のサインは、身近な家族が両親の横で運転を見ることが重要だとしている。注意して見るポイントは、信号や標識・表示の見落とし、危険予測の低下、使う道・駐車場所を間違えるなど。さらに頻繁にアクセル・ブレーキを踏み間違えるなどがある場合は即免許返納の相談を始めたほうが良い。自動車販売企業が地方在住で車を運転する70歳以上の親がいる人に調査を行ったところ、親と免許返納の話しができているかとのアンケートで7割以上ができていないと答えている。半数以上が親の生活が不便になってしまうと答えている。九州大学の志堂寺和則教授は、正常に運転できているうちから話をしておくべきだが避けてほしい話し方として、運転の危険性を大げさに伝える、運転を続けていることに文句を言うなどがある。大事なのは、どういう状態だと返納すべきなのか一緒に考えること。まず最近の運転中気になったことを聞く、何を準備するべきか話し合う。返納後の交通手段や自治体関係者などのサービスの提案をする。またトヨタ・コニック・プロは、買い物特化の無料送迎サービスを来年の春開始予定だという。
