ラリーの楽しみ方2つ目は「公道を爆走」。ことしの日本大会の総走行距離は969.75km。コース全てを全速力で走るわけではなく、タイムを競うのは約20本のSS区間。その合計タイムで順位が決まる。1台ずつ3分おきにスタートするため、後続車は突如出現する故障車にも備える必要がある。SS区間をつなぐリエゾン区間も完走しなければリタイア。過去にはタイヤが外れたまま走行するドライバーもいた。メカニックがある場所まで数十kmあることもあり、その時はドライバーが自ら修理する。リエゾン区間は交通規則を守り、一般車と並走することや地元警察官に止められてリタイアになることもあった。