イスラエル軍は18日夜もイランの核関連施設などを攻撃したと発表した。イランも断続的にミサイル攻撃で報復、住宅に大きな被害が出ている。アメリカのトランプ大統領はイランへの対応を慎重に見極めているとみられるが、軍事介入の可能性も否定していない。トランプ大統領から無条件降伏を迫られているイランの最高指導者ハメネイ師は、アメリカのいかなる軍事介入も取り返しのつかない損害をもたらすだろうと徹底抗戦の構えを強調している。EUはカラス上級代表とフランス、ドイツ、イギリスの3か国の外相が20日に、イランのアラグチ外相とスイスで会談することを明らかにした。核開発をめぐりイランに交渉の場に戻るよう促すことが目的だとしている。ABCテレビは18日、米政府担当者の話として、イランがウラン濃縮をやめることに合意するならウィトコフ中東担当特使と状況次第でバンス副大統領が参加する会談が早ければ今週にも開かれるとの見通しを伝えた。一方のイラン・アラグチ外相はSNSに外交の取り組みを続けるととうこうした。テルアビブでは現地にいる日本人の退避が始まった。イスラエルとイランでは空港が閉鎖されていることから、日本政府はバスを用意して希望者に隣国への退避を支援している。中谷防衛大臣は自衛隊に対し、空路で退避させる場合になどに備えジブチの拠点に輸送機を派遣・待機する命令を行った。