トランプ大統領が日本時間午前1時、SNSに石破総理に宛てた手紙を公開し、来月1日から 日本から輸入されるすべての製品に関税25%をかけると表明した。 品目別の関税に今回の上乗せはないとして自動車への追加関税は引き続き 25%となる見通し。またトランプ氏はは日本が対抗措置を取ればさらに税率を上乗せすると警告した。赤沢亮正経済再生担当大臣がたびたび渡米し交渉するも合意の道筋は付けられなかった。6月にはアメリカのUSスチール買収を終えた日本製鉄の橋本会長らと面会し、トランプ政権との交渉のコツを尋ねていた。トランプ大統領は”貿易で彼らは非常に不公平だ””と述べるなど日本に対して度々不満をあらわにし、日本に対する関税を上乗せすると示唆していた。一方、日本が関税非関税障壁を見直し市場開放すれば「手紙の内容を見直すかもしれない」している。発動猶予期間を8月1日まで延長するとしているが、ワシントン支局の涌井文晶は「日本は提案は繰り返してきた。追加で何かカードを切るというのは難しい」「日本市場も下げで始まることが予想される」と話している。
