アメリカとイランの戦闘終結へ向けた協議が、仲介国のパキスタンで日本時間のあすから始まる予定。参加する見通しなのがイラン・ガリバフ国会議長、アメリカ・バンス副大統領。バンス氏が今回の交渉のキーマンだと言われている。バンス氏は41歳。2023年に38歳で上院議員に就任し、去年、史上3番めの若さ40歳で副大統領に就任した。高校卒業後に海兵隊に入隊し、2005年にイラク戦争に従軍。戦闘の広報係として働き、6か月間イラクに駐留。その時の思いが政治活動の原点の1つになっているという。当時アメリカはイラクに大量破壊兵器があるとの大義のもと、民主化を目指して戦争を始めた。その後、イラクに大量破壊兵器はなかったと判明。バンス氏は「完全な茶番だった」と発言している。バンス氏は他国への軍事介入には消極的な立場。2023年のトランプ氏が大統領選に臨む際には支持の立場だったが、大きな理由の1つが第1次トランプ政権では戦争を起こさなかったこと。(ウォール・ストリート・ジャーナル)今回のイラン攻撃についても政権内で唯一、明確に反対の立場をとっていた。(ニューヨーク・タイムズ)
バンス副大統領が交渉役に選ばれた最大の理由について、イランがバンス副大統領の交渉役を望んだためではないかという。イランはバンス氏について、紛争の終結に強い意欲を持っている人物だと認識している。上智大学の前嶋和弘教授は、バンス氏にとってもかなりの重要な局面を迎えると分析している。交渉合意に導いた立役者になれば、共和党支持者や戦闘に懐疑的な層の支持固めにつながる。2年後にはアメリカの大統領選が控えており、候補に名前が挙がるバンス氏だが、トランプ氏も次期共和党候補に推す考えを示している。交渉がうまくいけば、選挙に向けては大きな手柄となる。レバノンの扱い、核開発、賠償金などアメリカとイランの双方が求める条件には大きな隔たりがあり、交渉は簡単ではない。バンス副大統領の手腕が問われることになりそうだ。
バンス副大統領が交渉役に選ばれた最大の理由について、イランがバンス副大統領の交渉役を望んだためではないかという。イランはバンス氏について、紛争の終結に強い意欲を持っている人物だと認識している。上智大学の前嶋和弘教授は、バンス氏にとってもかなりの重要な局面を迎えると分析している。交渉合意に導いた立役者になれば、共和党支持者や戦闘に懐疑的な層の支持固めにつながる。2年後にはアメリカの大統領選が控えており、候補に名前が挙がるバンス氏だが、トランプ氏も次期共和党候補に推す考えを示している。交渉がうまくいけば、選挙に向けては大きな手柄となる。レバノンの扱い、核開発、賠償金などアメリカとイランの双方が求める条件には大きな隔たりがあり、交渉は簡単ではない。バンス副大統領の手腕が問われることになりそうだ。
