ウクライナの隣国、モルドバで行われた議会選挙で親欧米派の与党が単独過半数を維持し勝利した。モルドバ・サンドゥ大統領は「今回の選挙結果は明白だ」などと勝利宣言した。得票率は与党「行動と連帯」が50.2%、野党連合が24.2%となった。ゼレンスキー大統領は「モルドバがヨーロッパで勝利した。ともに未来を築いていく」などとした。ロシアに対抗するヨーロッパのドイツ、フランス、ポーランドの首脳たちも「ロシアによる前例のない干渉があった」などと共同声明を発表した。選挙前には大規模な暴動や偽情報の拡散などで70人以上がモルドバの治安当局に拘束されている。親欧米派の勝利を受けてロシア・ペスコフ大統領府報道官は「ロシア国内に住む数十万人ものモルドバ国民は投票する機会を奪われた」などと指摘した。親ロシア派の野党を率いるドドン元大統領は支持者に抗議活動を呼びかけるなど反発を強めている。サンドゥ大統領はEU加盟に向けた動きを進める方針だが、国内の不安定な情勢は続く可能性がある。
