チコちゃんが「超ド級の「ド」ってなに？」と聞いた。街で超ド級のエピソードを聞くと「中学時代に村上投手と対戦した」などのエピソードがあがった。正解は世界一の海軍力を誇っていたイギリス海軍の戦艦ドレッドノートの「ド」。従来の戦艦の倍以上の主砲を装備するなど圧倒的な戦闘能力を持っていた。主砲を一斉射撃することで命中率が格段に上がった。各国は同じような戦艦を一斉に造り始めて「ドレッドノート」と呼ぶようになり日本ではドをとり「弩級戦艦」と呼んだ。ドレッドノート誕生から4年後により大型のオライオンが誕生しスーパードレッドノートと呼ばれた。日本では超弩級戦艦と表現して「金剛」が誕生した。大正時代以降に「超弩級」は人やものに対し「圧倒的にすごい」という意味で使われるようになった。「超ド級イセエビ公開」「超ド級の東京改造」の新聞記事や「台湾に超ド級高額マンション」のネット記事を紹介した。同じ「ド」を使った「どアホ」「ど根性」などの言葉は超ド級のドとは違い強調するための「ど」で江戸時代に関西地方で使われだした。