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「ナベクラザゼンソウ」 のテレビ露出情報

長野県と新潟県の間に連なる関田山脈、その中央に位置するのが鍋倉山。中腹から山頂にはブナの木が多く自生している。5月、山の中では雪の重みからブナの若木が音をたてながら雪を払う。ブナは森に春を告げ、新緑で包み込む。この時期になると多くの生き物の姿を見ることができる。ユキグニコルリクワガタはメスを巡ってオス同士が争う。アカゲラはブナの木に巣を作り子育てを行う。年老いたブナの木はアカゲラの子育てに適した場所となる。この森の奥には樹齢300年を超えるであろうブナがあり、その周囲には多くの種子が芽を出す。また森の中の池には産卵のためにクロサンショウウオが降りてくる。オオサンショウウオの卵は1ヵ月ほどで孵化する。またモリアオガエルは天敵の少ない水辺の木の葉に卵をうえつける。
森の湿地にはナベクラザゼンソウが自生する。20年ほど前に発見されたもので、絶滅危惧種だという。ナベクラザゼンソウは花の中が外気温より8℃ほど温度が高く、これが花粉を媒介するためのハエを呼び寄せる要因になっているのではとされている。そのナベクラザゼンソウはツキノワグマの餌にもなる。6月、梅雨を迎えた鍋倉山。モリアオガエルの卵は孵化間近となる。水辺は新たな生命でいっぱいになる。アカゲラはヒナが巣から顔を出すようになり、親鳥が餌を運ぶ頻度が減り、巣立ちの時期が近いことを予感させる。鍋倉山には豊かなブナの森で受け継がれる命の物語があった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年7月23日放送 7:45 - 8:00 NHK総合
さわやか自然百景(さわやか自然百景)
長野県と新潟県の間に連なる関田山脈、その中央に位置するのが鍋倉山。中腹から山頂にはブナの木が多く自生している。5月、山の中では雪の重みからブナの若木が音をたてながら雪を払う。ブナは森に春を告げ、新緑で包み込む。この時期になると多くの生き物の姿を見ることができる。ユキグニコルリクワガタはメスを巡ってオス同士が争う。アカゲラはブナの木に巣を作り子育てを行う。年老[…続きを読む]

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