11日、米国でトランプ前大統領の若き日を描く伝記映画「ジアプレンティス（見習い）」が公開された。舞台は1970年〜1980年代のニューヨーク。気弱で繊細な青年だった20代の不動産実業家・トランプ氏が、勝つためなら手段を選ばないやり口で恐れられていた悪名高き弁護士・ロイコーン氏と出会い、変貌していく姿が描かれている。敵を攻撃して自分の非を認めず、勝利を主張し続けるという勝つためのルールを、コーン氏から教え込まれたトランプ氏。今の姿の原点になったともとれる内容だという。この映画には他にもトランプ氏の最初の妻で、おととし亡くなったイバナさんに対し、性的暴行をするシーンなど、赤裸々な内容も描かれている。選挙への影響を懸念するトランプ陣営は、「完全な作り話で選挙干渉だ」と猛反発。CNNは公開前にトランプ氏の弁護団が、制作側に上映中止を求める書面を送っていたと報じている。