TVでた蔵トップ>> キーワード

「ネルマ大学」 のテレビ露出情報

大会開幕。本番直前、日本チームに意気込みを聞いた。石原綾真さんは「今まで自分たちがやってきたことをやるだけなので、いつも通り場所が違ってもロボコンはロボコンなので、一致団結して優勝をつかみとりたいと思っています」と述べた。第1試合の対戦相手は、エジプト代表のアレクサンドリア大学。初戦は1分41秒でムアバンを達成し勝利した。日本のロボットが誕生するまで大きな決断があった。吸引式で確実にもみを取り上げていたが、このスピードでは日本代表にすらなれないと部内から厳しい意見が出た。そこで、国内大会の1か月にメンバーたちは作り直すことを決意した。
続いて、ベトナム代表のフンイエン技術師範大学を紹介。大学にはロボコン専用練習場があり、代表に選ばれた2チームで毎日練習試合を行いしのぎを削っている。ベトナムではロボコンで好成績を残すと就職で有利になる。稲刈り機のデザインのロボットで挑戦する。ベトナムチームのファム・タイン・ハイさんは母と2人暮らしで、ロボコンを頑張って母のために家を建てたいと語る。フンイエン技術師範大はインド代表のネルマ大学と対戦。ムアバン1分31秒でベトナムの勝利。しかし、ハイさんは自動ロボットの色認識に異常を確認した。原因は会場の強い照明。次の試合までに修正できるか課題が残る。舞台裏では各チーム同士、お互い気になるロボットの仕組みに興味津々で賑やかだった。
一際賑やかなチームが香港中文大学。自動ロボットの力を最大限引き出す手動ロボットは、狙った場所でボールを止められるよう強烈バックスピンをかける仕組みを搭載した。操縦担当は、外科医を目指す医学部生。「医学部生はメンタルが強いからピンチのときも冷静に対処できる」という理由で選ばれた。医学は授業や課題が膨大で、練習時間を確保するのも難しいが、勤勉に練習を続けた。香港はタイとの試合。結果は香港の勝利。
日本の準々決勝の対戦相手は中国の電子科技大学。2年前、オンラインで開催された大会で豊橋は敗れている。中国の手動ロボットは苗を一気にとって一気におく。試合は、一進一退の攻防の末、日本が勝利。試合後、日本代表は自動ロボットのさらなる改良に取り組んだ。国内大会で対戦した東京大学からアイディアを借りた。豊橋技術科学大学の2連覇のため東京大学は技術提供を惜しまなかった。大会では東京大学が応援にかけつけた。
準々決勝、カンボジアと香港の試合。勝者が日本の対戦相手となる。カンボジア工科大学は予選リーグ2分9秒でムアバンを達成。結果は香港の勝利。
いよいよベスト4の戦い。日本vs香港、ベトナム1vsベトナム2のカード。日本と香港はこの試合に特別な思いがある。去年、この2チームは決勝で対決し豊橋が勝利。互いをリスペクトする思いが生まれた。それ以来、両チームが大学を訪ね合う技術交流が始まった。得点は日本がリードしていたが、香港がムアバン達成。香港が勝利した。試合後、香港チームに歩み寄る日本選手の姿があった。リーダーの宮下さんは「完全に自分たちがここまでレベルを上げてこれなかっただけだと思うので、受け止めがたい結果ですけど受け止めるしかないです」とカメラに語った。
決勝進出を果たしたのは、香港チームと、ハイさん率いるベトナム1チーム。試合は正確に得点した香港がベトナムを圧倒。結果、香港が優勝した。香港中文大学は3度目のABUロボコン制覇。大会後、ホテルでパーティーが開かれた。それぞれがお互いの知恵と技術を認め合っていた。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.