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「ノクターン 嬰ヘ長調 作品15」 のテレビ露出情報

スタニスラフ・ブーニンは2018年左足を骨折し患部が壊死したため取り除く手術を行った。復活の舞台に選んだのが日本で全国6都市をまわる。プログラムには代名詞であるショパンを多く盛り込んだ。スタニスラフ・ブーニンがすべての演奏活動を中断したのが2013年。抜け殻のようなブーニンを見て復帰を促したのが妻。ブーニンは1988年ソ連から西ドイツに亡命した直後に出会った。ブーニンはツアーの準備中亀井聖矢さんのピアノを聞いてほしいと依頼された。
ツアーの幕開けに選んだ場所は八ヶ岳高原音楽堂で何度もコンサートを行った思い出の場所。妻は鍵盤を温めるため使い捨てカイロを敷き詰めた。ブーニンは直前までドライヤーで手を温めた。ブーニンはツアーの前にピアニストジャン=マルク・ルイサダに会った。2人はショパン国際ピアノコンクールで競い合った。
続いての会場は長岡市立劇場。ブーニンは会場にふさわしい音の響きが出せないと苛立っていた。本番当日も手首と腕の力がもたなくて苛立っていた。
次の公演を3日後に控えブーニンは会場を貸し切って通しリハーサルを行った。妻からはテンポが速すぎると指摘された。公演当日前回より少しいい演奏ができた。公演後楽屋に大勢のファンが押し寄せサイン会を開いた。
ブーニンは日本に格別な思いを抱いていて、各地でチャリティーコンサートを開催した。
サントリーホールで演奏することがブーニン夫妻の目標で、ブーニンは前奏曲 変ニ長調 作品28第15「雨だれ」を演奏した。ブーニンがコンサートでこの曲を弾いたのは23年ぶり。

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