記録的猛暑の影響で海の幸にも異変。寿司ネタも仕入れ値が上がっていて、店からは困惑の声が聞かれた。きのう神奈川・横浜市にある回転ずしチェーン「金沢まいもん寿司たまプラーザ店」を取材。名物は石川県産の天然高級魚ノドグロ一貫638円。ノドグロの仕入れ価格は去年同時期は1キロ約5000円だったが、きのうは1キロ約8000円。近年の記録的な暑さで海水温が上昇しノドグロが減り減ったほか、インバウンド需要が増えていることなどから仕入れ価格上昇しているという。小池寿夫部長は「回転ずしは一皿いくらと決まった価格でお出ししているため(時価の価格を)反映できない」と話した。店では低価格維持のため豊漁で単価が安い時にまとめ買いするなどの対策をしている。北海道でもエゾバフンウニの値段が高騰。余市町の店では丼1杯2万2000円。原因は記録的な暑さ。海水温が高くなりエサの海藻が死んでしまう”磯焼け”も深刻。別の寿司店によると、猛暑の影響で猟師が熱中症対策で漁の回数を減らしていて以前より種類や量が減り高値となっているという。
