望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬が今日から一部の薬局で医師の診察と処方箋なしでの販売が試験的に始まった。緊急避妊薬は望まない妊娠を防ぐため女性が性行為後72時間以内に服用するもの。本来は医師の診察を受け、処方されないと購入できないが、今日から一部薬局で処方箋なしの販売を試験的に開始。一部から薬の転売や性暴力への悪用などを指摘する慎重な意見もあり、議論が進まなかった緊急避妊薬。購入では研修を受けた薬剤師から丁寧な説明を受け、同意書にサインをし、その場で服用するという。また、薬剤師は購入者が性暴力やDVの被害者だった場合など産婦人科などを紹介できるよう地域との連携が必要だという。試験的販売は全国145か所の薬局に限られ、販売対象は16歳以上となる。未成年の場合保護者同伴が必要となっている。