今週末軍事パレードが予定されている首都ワシントンでは王はいらないという意味のノーキングスデーと呼ばれるデモに当局が備えている。首都ワシントンで軍事パレードが予定されている14日から、全米50州すべてで1500以上の抗議デモが予定されている。デモ主催者はこれをノーキングスデーと呼んでいる。首都ワシントンでは、戦車や軍事車両が一部の通りを埋め尽くし、週末の軍事パレードの準備が進んでいる。パレードにはロケット弾を搭載したロケット発射装置をはじめ、兵士6000人とリレー飛行を行う飛行機50機が動員されるという。今週の土曜日はワシントンでは大事な日になる、この軍事パレードについて政府はあくまでも陸軍創設250周年を祝うためだと強調するが、無視しがたいのはそのタイミング。14日は、トランプ大統領の79歳の誕生日にもあたる。大統領は抗議活動については厳しく対応すると警告した。アメリカ教員組合の代表はトランプ大統領の発言に「トランプ大統領はいじめっこ。いじめっこが、そして権威主義者がよくやるのは人々に恐怖心を植え付けること。彼らは言葉で人をいじめて相手を黙らせ、自分に従わせようとする」など反応した。トランプ大統領の軍事パレードへのこだわりは海外で触発されたのかもしれない。2017年にフランス革命記念日の軍事パレードを視察したトランプ大統領は後日、「これまで見た中で最高のパレードのひとつだった」などとコメント。ワシントンでの軍事パレードに使われる税金は4500万ドルに上る可能性があるという。