先週金曜日、京都ノートルダム女子大学が公式サイトで、来年度から募集を停止し、4年後に閉学することを発表した。近年の定員割れが理由だとしている。京都ノートルダム女子大学は1961年に開学した。母体となったノートルダム教育修道女会の創立者・マザーテレジアの信念は、社会をよくするには教育しかない、家庭の中心である女性の教育は特に大切というもの。設立65年目を迎えた今年度は、女子キャリアデザイン学環が新設されたばかりだった。今年度の入学者数は、330人の定員に対し約半数の169人で、ことし入学した学生が卒業する2029年3月に閉学する見通しだ。国内の女子大学は、1998年度のピーク時には98校あったが、2024年度には71校にまで減った。専門家は、女性の社会進出が進む時代に、家政科のようなカリキュラムは合っていないのが現状だが、女子だけの安全な社会というのも今後必要になってくる、そういう意味では、女子大はなくならないだろうし、なくしていけないなどと話した。
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