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「ハタハタ」 のテレビ露出情報

今回訪れたのは秋田県の西黒沢集落。暮らしているのは42世帯68人。そのうち65歳以上が47人の限界集落。初日、2時間遅刻してしまった秦さんを待っていたのは集落の役員の方々。秦さんは公民館に泊まらせてもらうことに。番屋で地区長の勝さんと話すと、今年の漁は史上最低だと教えてくれた。勝さんは大学卒業後に地元企業に就職したが、会社帰りに漁に出て稼ぎの足しにしていたという。番屋にいた漁師の善信さんが家に招いてくれた。この日はお母さんの月命日ということで副住職もやってきてみんなで手を合わせた。善信さんは17歳で遠洋漁業の漁師になり、早くに父を亡くして母を支えた。港に戻り母の顔を見ることができたのは年に3日ほどだったという。
この時期の男鹿といえばハタハタ漁。秦さんは 漁師の廣茂さんに漁に連れてきてもらった。最盛期には全国からたくさんの漁師が集まっていたが次第に漁獲量が減り、西黒沢では5年前にハタハタ漁をやめた。廣茂さんは隣の港に通って漁を続けている。漁師たちは番屋に寝泊しながら漁を待つ。この日は久々に多くのハタハタが獲れた。卵が出てしまっているハタハタは商品価値はないが今後の孵化事業のためによけておくという。
第2週、この日は冬至。秦さんは廣茂さんの母・キンさんの家で食事をごちそうになった。夫は10年前に他界し、キンさんはひとり暮らし。近くに住む廣茂さんがキンさんの面倒を見ているという。秦さんがキンさんと話していると廣茂さんがハタハタを置いていった。久々に獲れたハタハタをキンさんはご近所におすそ分け。秦さんもキンさんにハタハタをごちそうになった。夕方になり秦さんは魚の加工場を経営する光浩さんのお宅へ。この日は光浩さんの誕生日だが翌日はクリスマスイブで、毎年光浩さんが孫たちにプレゼントを渡しているという。光浩さんの子や孫たちは秋田市や県外に暮らしているが、娘のさやかさんの家族は毎週末遊びにやってくるという。翌朝、孫たちは雪で遊んでいた。さやかさんが毎週実家に帰るのは子どもたちに思い切り遊んでもらいたいからだという。
第3週。地区長・勝さんの妻・ハルミさんにハタハタ寿司を作るところを見せてもらった。その後、歩いているとひとり暮らしの志保子さんの家の前の雪をご近所の夫婦がよけているところだった。志保子さんの家で夫が結婚記念に買ってくれたという思い出の品を見せてもらった。
ハタハタ漁が終わった海で廣茂さんは別の漁を始めていた。秦さんも廣茂さんの妻・トシ子さんと一緒に廣茂さんの船でお手伝い。この地域では漁の仕事を手伝う女性も多いという。
第4週。お正月のこの日、能登半島地震が起き秋田に津波注意報が発令された。秦さんも高台にある公民へ避難した。津波注意報は翌日には解除され、この辺りでは大事には至らなかった。少しずついつもの正月が戻ってきて、秦さんは石川さん親子の家で正月の風習のとろろ芋作りを見せてもらった。息子の時人さんは高校卒業、出稼ぎをしながら故郷と東京を行き来してきた。
最終日はドローンで集落を撮影。お世話になった皆さんに見てもらった。

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