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「ハリヨ」 のテレビ露出情報

滋賀県琵琶湖の北側には水と深く関わった人々の暮らしがある。湖へと注ぐ川の周りには1000年以上も続く集落が点在している。集落の中は網の目のように水路が張り巡らされていて地下に染み込んだ水があちこちから湧き出している。家ごとに豊富な水を利用した洗い場があるという。冬の終わりには水の里は人の手によって命を吹き込まれる。枯れたヨシを焼き払うことで害虫を退治しできた灰が肥料となる。田中さんは長い竹竿一本で巧みに船を操る。コイは普段は深い所にいて産卵のときだけ浅瀬にやってくる。
田中さんはコイの料理を始めた。家では豊富な水を生かしたこの地域独特の仕組みがある。コイの泳ぐ生簀が家の中までで入り込んでいる。生簀の真ん中には湧き水が絶え間なく注いでいる。暮らしの中から出るちょっとした汚れはコイが綺麗に掃除をしてくれる。食べ物と隠れ家のあるヨシの森で稚魚はすくすくと育っている。オニヤンマのたくましい体を支えているのは沢山の生き物が住む水辺という。
カイツブリは入り組んだヨシの間に巣を作る。田中さんは漁を終える様子を伝えた。田中さんが食べない魚は、別の箱にまとめ、近くに見ているアオサギ、トビが船着き場に現れる。田中さんは鳥たちのために魚を残している。魚はヒナのところに持っていく。トビは民家の庭先に巣を構えている。ここでは長い時間をかけて人の暮らしが溶け込んでいる。湖畔近くの家の様子を紹介。水の中は花畑で、梅花藻の様子を伝えた。この他水路に住む生き物としてスナヤツメ、ハリヨを紹介。
水辺から旅立とうとしているのが、オニヤンマのヤゴだった。7月半ば集落を流れる川に、人々が集まる。伸びすぎた草を刈り取る。魚たちにとっては迷惑な様子。子ども達の出番で大きなコイを捕まえる様子を伝える。鮒寿司づくりが忙しくなるという。清らかな川に、ヨシノボリの子ども達の集団が戻ってきた様子を伝えた。
川端の湧き水では野菜が冷やされていた。花火など夏が過ぎていく様子を伝えた。たくさんの命を育んだヨシが新たな役割を担う。ヨシを丁寧に刈り、束ねて丸立てを作り干していく。冬、人も生き物も姿は見当たらない。川端の水は夏は冷たく冬は温かい。その川端の片隅でヨシノボリは春を待っている。2月、眠っていた水辺が呼吸を始めると、田中さんが漁を始めた。
ここまで、琵琶湖の自然の様子を捉えた映像を紹介。滋賀県出身の西川は「近年見られなくなった風景があった」などコメント。当時の担当者によると、撮影では水中カメラも多用。西川の母方の祖父はウキ釣りが趣味。釣れたフナを家で漬けるなどしていたんだそう。映像で紹介された湧き水については「夏は冷たく感じるが、冬場は外気よりも温かく感じる」など話した。映像にあったように、自然体験をしてきた子供ほど積極性・協調性などが高い傾向にあるんだそう。地球上の水のうち淡水は2.53%であり、このうち河川や湖沼の水は0.01%に過ぎない。
先に紹介された琵琶湖周辺の街。その現在の様子を紹介。子ども達による魚とりは今も行われている。番組をきっかけに国内外から見学者も多く訪れるようになったそう。川端文化に触れる機会が減った地元の子供達を案内する事業も行われている。

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