葉物野菜が高騰している。今年のホウレンソウは高温と台風の影響で生育が遅れ、去年より10センチ程小さく茎が細いとのこと。「アキダイ」では安い時にはホウレンソウは1把約100円で販売しているが、今日は1把270円で販売。生産者は「この状況は9月中は続きそう。10月になれば解消するのではないか」とコメントしている。世界でも天候不良の影響で農作物の記録的不作が相次いでおり、韓国では猛暑の影響で白菜が不作。スペインでは干ばつによってオリーブが育たずオリーブオイルの値段が高騰。ブラジルやアメリカではハリケーンの被害や病気の拡大などでオレンジが不作になり、一時オレンジジュースの欠品という事態になった。
カカオ豆は、主な原産国であるガーナで天候不良と木の病気の流行が重なり、記録的不作が続いている。カカオ豆の取引価格は今年4月に去年8月の2倍以上となった。都内の洋菓子店では、チョコレートの仕入れ値が1年で3倍になったという。専門家によると、チョコレートの高騰は少なくとも来年も継続するとみられている。ちなみにクリやカボチャは例年通りあるいは例年より1～2割お買い得だという。