パナソニックが中古家電への本格参入となった。去年の12月から始まっており、販売直後に不具合で回収した家電を修理・販売するもの。ドラム式洗濯乾燥機や4K有機ELテレビが販売されていたが、今月10日からは冷蔵庫、ポータブルテレビ、レコーダー、デジタルカメラなども中古販売となった。価格としてはドラム式洗濯乾燥機では新品だと約34万円のところ、中古品だと約27万円。テレビの場合、新品が約45万円に対し、中古は約34万円。中古家電はどのように再生させているのか。まず、外観や付属品を確認し、付属品が破損していれば新品に交換する。また、洗浄し、汚れを取り除く。異常や水漏れなどがないか、動作確認をし、全体的に清掃・クリーニングをするという。リユース市場について、去年が2兆8976億円だったのが、3年後には3兆円を超えると予想され、2030年には4兆円規模になると予想されている。パナソニックの公式再生品は公式通販サイトで販売されている。製品の状態などにより異なるが新品の約2割安く販売されているという。1年間の保証もついている。9月からは電子レンジや炊飯器も販売予定。