ブレイキンは2024年のパリオリンピックから初めて追加競技として採用されたダンスバトル。発祥は1970年代のアメリカ・ニューヨーク。当時、ニューヨークのブロンクス地区ではギャングの抗争が悪化。そこで立ち上がったのがHIPHOP界のドンと呼ばれていた人物。暴力では何も解決しない、ダンスで勝敗をつけようといい、若者を導いたことがきっかけでストリートでのダンスバトルが始まり、ブレイキンの原型が出来上がった。試合の服装は自由。派手な回転技が得意な人は滑りやすいジャージを着たりしている。ダンスを構成する要素はパワームーブ・トップロック・フットワーク・フリーズの4種類。選手はDJがどんな曲をかけるのか始まるまで分からない。どれだけすごいテクニックでも音楽に合っていなければ評価されない。ジェスチャーで相手を挑発し合うのもブレイキンの特徴。交互に3ラウンド踊り、審査員（奇数）の多数決で勝敗が決まる。ジャッジに不満があった時は審査員にバトルを挑むことがある。それを「コールアウト」という。