パリ五輪開会式まで14日。きょうは「楢崎智亜選手の2度目の五輪を支える存在」について。10歳で競技を始めた楢崎選手。注目を集めたのはスポーツクライミングがオリンピックで実施されることが決まった2016年だった。その年の世界選手権を日本人として初制覇、ワールドカップ年間総合優勝をするなど一躍東京五輪の金メダル候補に。しかし、東京五輪では4位とメダルに届かず。悔しさをバネにパリを目指すことにした楢崎選手だったが新たな壁も。それは競技のルール変更。東京ではスピード、ボルダー、リードの複合で順位が争われていたが、パリではスピードが別の種目となり、ボルダーとリード2種目で争われることになった。身体能力の高さを武器にボルダーとスピードを得意としていた楢崎選手にとって持久力が重要なリードは苦手分野。そんな楢崎さんを支えているのは妻の野口啓代さん。2人は東京五輪後に結婚。現役を引退した啓代さんは栄養管理や練習でサポート。そんな啓代さんに楢崎選手が最も助けられたというのがスランプに陥ったときだったという。クライミング世界選手権2023では見事パリ五輪への切符を獲得。さらに楢崎選手にとって支えになっているのが去年5月に生まれた娘の存在。支えてくれる家族の存在が楢崎選手のメダルへの道だという。楢崎選手は「リラックスしつつも集中して頑張りたい」などコメント。