当時12歳の岡の映像を紹介。当時の身長は134cmと小柄ながら、初めて出場した国際大会で優勝(14歳以下の部)。この時から五輪を目標にしてきたが、2022年の国内大会で右ひざ前十字靭帯を断裂し長期離脱を余儀なくされた。厳しいリハビリを乗り越え、NHK杯(パリ五輪代表選考)で優勝しパリ五輪日本代表に内定。パリ五輪では金メダルを手にし団体と個人総合で二冠を達成した。岡は「大きなけがをして本当に多くの方がずっとサポートしてくれていたので、こういう結果で終われて少しでも恩返しできたかなと思っている」と語った。岡を7年間指導した「おかやまジュニア体操スクール」代表・三宅裕二さんと生電話で話を聞く。三宅さんは「すごい絵を見たなという感じ。小さいころから課題でコツコツやってきた綺麗な体操。着地、技の正確性をポイントにおいて日々練習してきた。小さいころは小さくてコロコロした少年だった。私の中ではその印象しかなくて、いつの間にこんなに大きくなったのか。今でも指導にあたるがまったく変わりない。小さいころの慎之助しかないので別人のように輝いて見える。7年間見てきて一度もほめたことがない。離れて5年、12年で慎之助を初めて褒めるからという言葉を交わした。初めて褒められましたと重みがある嬉しさを感じた」などと述べた。