全米ナンバーワンヒットTo Be With Youなどで知られるMR.BIG。東日本大震災後外国人アーティストとして初めて被災地でライブを行った。バンドを大きな困難が襲った。ドラマーのパットさんがパーキンソン病と診断され、演奏活動が困難になってしまった。その後、サポートドラマーなどを入れて活動するが、2018年2月7日に64歳でパット・トーピーさんが死去。バンドが解散を決めた。今月4日、MR.BIGのメンバーはアメリカ・インディアナ州でさよならツアーに向けたリハーサルを行っていた。バンドメンバーから明かされたのはパットさんが生前、日本ツアーで使用したドラムセットをオークションにかけるという話だった。売上は日本のパーキンソン病患者支援にあてるという。パットさんの妻は「彼はよく私に心の中にある特別な日本と、日本人の皆さんの素晴らしい親切さを教えてくれたもの。日本の皆さんへの恩返しとしてドラムセットをオークションに出品し売上を全国パーキンソン病友の会へ寄付させていただく」など話した。今月20日からのオークションと最後の日本ツアーを前に、バンドに悲壮感はない。