民間企業が女性727人に行ったインターネット調査で、管理職を「希望する」と答えた人は24.1%にとどまることが分かった。一方、管理職を希望しない女性のうち42.7%は仕事だけに時間を使える環境であれば管理職になることを「希望する」と答えた。調査では「家庭の時間制約がある前提で管理職になるのは負担が大きくブレーキがかかってしまう」「“行く手に見える急な上り坂”をあらかじめ避けようとしてしまうことが、女性を管理職から遠ざけている面がある」という声が聞かれた。女性管理職について政府は2020年代にできるだけ早く30%程度と目標を掲げている。しかし、厚生労働省の調査では課長相当職以上の女性は13.1%にとどまっている。脳科学者・中野信子は「企業の問題というよりは、家事は女がやるものという社会通念の問題。男性の家事スキルが低すぎることの裏返し。男子教育の不備であるということで教育の問題かなと思う」とコメントした。
