新宿に井戸を掘る。新宿には地下鉄4路線が運行しており、地下街や通路が蟻の巣のように広がっている。今回井戸を掘る場所は、新宿の花園神社だという。依頼者の宮司の男性は、井戸を有事の際に防災井戸として蘇らせたいという。
新宿に井戸を掘る。専門家に依頼した。専門家によると、今まで新宿で井戸を掘ったことはないという。地下鉄、高速道路、大きいビルなどがあるため、井戸を掘っても水が出る保証がないと指摘した。
新宿に井戸を掘る。工事着工当日、専門家は試し堀りを行うという。10センチくらいの穴を8m～10m掘り、水脈が見つかれば次に本堀と呼ばれる本格的な井戸掘り作業に移行する。しばらく掘ると、土の中から空き缶を発見した。
新宿に井戸を掘る。専門家の見立てでは、このまま彫り続けると赤土がグレーの粘土層に変化していくのだという。作業開始から2時間で穴の深さは4メートルを越えた。そして、土の色がグレーに変化し、また水脈も発見した。
新宿に井戸を掘る。作業2日目、ショベルカーを投入し本格的な井戸掘り作業に移行した。直径90センチ、深さ8mほど掘るのだという。少し掘ると近くの木の根っこが出てきた。更に掘ると以前使われていた建造物の瓦礫や石を掘り起こした。作業3日目になり、更に本格的に井戸を掘っていく。スコップ1本で地下深くまで掘り進める。
新宿に井戸を掘る。職人たちはペースを落とすことなく作業を勧め、一日で掘り出した土の量はトラック6台分、およそ3トンとなった。掘った穴の深さは3.6mだった。作業4日目になり作業を進めていると、地下から水が染み出してきた。
新宿に井戸を掘る。岡田結実は掘った井戸の中に降り、井戸の壁を手で触って確認してみた。また、途中から土の色がグレーになっており、その部分は粘土層で柔らかいのだという。