大谷翔平選手の来季の年俸にはさまざまな予想があり、10年契約で6億ドル=900億円という予想も出ている。一年で割ると年俸が90億円。これが実現すると、メジャーリーグ最高額となるとのこと。6億円の根拠は、メジャーリーグ30球団あり、その中に800人あまりの選手がいる。ホームラン数や打率などの細かいデータでその選手のランクを決めている。大谷選手はあらゆる数字で最高レベルにおり、似たようなレベルにいる選手から比較できるという。アメリカン・リーグで4位のアーロン・ジャッジ選手は約60億円なので、その上にはなるだろうということだった。大谷選手の代理人も史上最高額を狙っているという。川崎さんは「1人2役だから90億円でも安い」と話した。高い年俸が取れた場合、代理人の報酬も高額になるという。劇団ひとりさんは「どうやったら代理人ってなれるの」「代理人になりたい」と話した。代理人も会社でやっており、選手のケアや通訳の手配など、簡単な仕事ではないという。また、契約金は受け取る側も払う側も税金がかかるので、一気に渡すのではなく、引退後も受け取れるように分けることが多いという。川崎さんいわく、日本のプロ野球は毎月25日に一回、メジャーリーグは月に2回の給与支払いがあるという。
各プロスポーツの年俸を見てみると、アイスホッケーのマキノン選手は約25億円、バスケットボールのカリー選手は約78億円。アメリカンフットボールのバロウ選手は約83億円。大谷選手の90億円が実現すると、4大プロスポーツ全体でトップになるという。サッカーは桁がもっと大きく、パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ選手は今年の年俸は推定1億ドルで、1ドル150円に換算すると150億円だという。
大谷選手のスポンサー収入は推定で約46億円だという。フォーブスという雑誌が試算した額だといい、大谷選手はコーワやコーセーなどとスポンサー契約を結んでいるほか、今年はニューバランスとも契約しており、肘当てやスパイクの他、私服でもトレーナーやスニーカーなどニューバランスの製品を着用しているという。
メジャーリーグには終身年金制度というシステムがあり、メジャーリーグに最低5シーズン在籍した選手に支払われるもので、10シーズン在籍したことで満額支給されるという。満額は年間で約20万ドルで、現在にレートにすると約3000万円とのこと。このシステムは条件が細かく、1シーズンの4分の1いたかどうかなどが計算に関係するという。