発売から39年、年間3500万個を売り上げるサクレレモンの工場、三重県津市のフタバ食品関西工場を見学。135kgの氷柱を巨大マシーンで削ると、約1分で粉々になった。氷の粒を不均一にし、サクサクの食感を出している。氷の中に空気を混ぜ込むように混ぜる。カップに充填したら輪切りのレモンを乗せ、上下逆さに搬送しシロップがレモンに染みるようにしている。
どら焼き機国内シェア95％の埼玉県入間市のマスダックの工場を見学。クッキーを焼くオーブンや団子タレ付け機などがある。全自動どら焼き機は全長9mで、円形になるよう粘土や量を調整し熱した銅板で焼き、ニーズに合わせた焼き方ができるよう15個のガスバーナーの火力を個別に設定でき、焼き加減や焼き色が変えられる。トラ焼きは銅板に紙を敷いて焼くとそのシワが焼き色として出るという。上火をかけることでふんわりと焼ける。ひっくり返して両面焼いたら生地は完成。この焼きの技術は海外の企業にも注目され、パンケーキやホットケーキなどに応用されている。上と下の生地に分け、あんこやバターなどの具材を乗せ、生地を重ねるとどら焼きの完成。ストッパーでミリ単位に位置を調整している。