パリ五輪の開幕式が日本時間の今日未明に行われた。当日にフランス国内の高速鉄道TGVの複数の路線で沿線の設備が燃える事件が起き、警戒感が高まる中での幕開けとなった。パリでは100年ぶりとなる五輪。開会式の舞台はセーヌ川。韓国選手団のパレードでは、北朝鮮を指す「朝鮮民主主義人民共和国」とフランス語と英語で紹介された。五輪の旗が上下逆さまに掲揚される場面も。
開会式当日の26日、高速鉄道TGVの複数の路線で沿線の設備が燃える事件が発生。フランス国鉄は複数の路線でTGVの運行を休止していたが、27日までにすべての路線で運行を再開する予定だと発表。事件について、暫定内閣のアタル首相は「鉄道網の混乱を狙った組織的かつ計画的な破壊活動だ」という見方を示した。当局は競技会場などに軍や警察を動員して最大限の警戒を続けることにしている。