野菜を育てる工場を探検。工場内は病原菌などを一切持ち込ませないクリーンな環境に保たれている。スペースを最大限に活用し、1日に2万1000株のレタスを生産している。面積あたりの年間収穫量は屋外栽培の約90倍。明るいレーンと暗いレーンがあるのは、昼と夜を再現しているため。レタスの栽培に適した光を出すLEDを使用し、温度と湿度を徹底管理している。
野菜を育てる工場を探検。栽培の最初の工程は種まきから。クリーンな空間で育てているため無農薬で栽培している。種は特種な年度でコーティングしたものを使用。手作業でプレートへ種まきを行った。
野菜を育てる工場を探検。種まき後は緑化室へ。発芽したら肥料や水、光の与え方を徹底管理し、10日後には育苗レーンに移しさらに10日間成長させる。その後、成長に合わせプレートの穴の数を変えるという。間引くことなく全て植え替えるため、無駄なく育てられることが工場栽培の強みだそう。また、屋外での栽培に比べ使用する水の量を95.5％削減している。
野菜を育てる工場を探検。種まきから約40日が経過し、立派に成長したら収穫。1株ずつはさみで収穫していく。収穫を終えたレタスは検品、梱包されて出荷している。大きさを整えるために千切った葉っぱはちぎりレタスとして販売。
社員さんオススメのレタスレシピを紹介。お酒好きな人にピッタリなのは「無限レタスおつまみ」。野菜不足な人にピッタリなのは「フリルレタスとマンゴーのトロピカルスムージー」。ヘルシー志向の人にピッタリなのは「ヘルシープリーツレタしゃぶ」。
市場間で野菜の売買を行うビジネスで起業した社長は、跡継ぎに困る農家の現状をみてもっと効率的に野菜作りができないかと考え、2006年に現在の会社を設立した。当初は工場で野菜を作るということに反対の声が多かったそう。社長は野菜先進国のアメリカに行った際に、過酷な環境にしっかり耐えてできた野菜はおいしいということに気づき、おいしい野菜を作るためには多少のストレスは必要不可欠だということを学んだ。社長は今後の展望として「重労働はオートメーション化したい」などと語った。2024年2月には新工場も稼働開始した。また、工場栽培のいちごの開発も進めているとのこと。