今月、イギリスで2日間に渡り、初めて「AI安全サミット」が開催された。AIのリスク管理などが話し合われ、28か国とEU、イーロン・マスク氏らAI関連企業の代表も参加した。イギリス政府は、今回中国を招待した理由について、AI技術大国の一つを排除すれば、AIのリスクから英国民を守ることはできないとし、中国を孤立させないことが重要だとしている。今回参加したマスク氏は「私達は初めて、人間よりもはるかに賢いものを手に入れた。最大の脅威のひとつだ」と、AIは有益だとしながらもルール作りが重要だとしている。AI技術の中でも、生成AIはデータのパターンなどを学習し、新たなコンテンツを作成するものとなり、生成AIのフェイク動画や画像の被害が懸念されている。SNSでは、生成AIを使ったと見られる岸田総理の偽の動画が拡散されているという。日本テレビは「放送、番組ロゴをこのようなフェイク動画に悪用されたことは、到底許すことはできません」と、然るべき対応をとるとしている。