見た目を気にしすぎるあまり摂食障害となり、心も体も不調に苦しんだという。都内のカフェで友人とランチを楽しむ吉野さん。約11年前までは摂食障害に苦しんでいたという。小学生の頃から少しずつふくよかな体形になりはじめ、学校でからかわれたり、教師から注意されたりすることもあったという。そのため、自分の見た目を過剰に気にするようになったという。高校時代、好きだった男性から「好きだけど痩せてほしい」と言われたという。瘦せてくれたらつきあうといわれ、飲み物だけで過ごすなど無理なダイエットをし、約30キロ減らし、その男性と交際できたという。ほめてはくれたが、もう3キロいけるなどと言われ、生理が止まるなど体に異変が生じてもやめることができなかったダイエット。しかし、19歳の時、仕事のストレスで過食になった。増えていく体重を見て自己嫌悪に陥ったり、体調を崩したりした。こうした見た目にとらわれすぎてしまう背景にあるのがルッキズム。吉野さんもかつてルッキズムにとらわれていたと話す。吉野さんは今はプラスサイズモデルとして活動。ありのままの自分を受け入れられるようになった。ルッキズムを見直す動きはSNSでも広がりつつある。ボディポジティブは自分や他人のありのままの見た目を愛するという言葉で投稿が広がっている。吉野さんは、完璧じゃなくても大丈夫と思えるようになってほしいなどと話した。