来年1月17～28日に東急シアターオーブで上演される「ミュージカル オペラ座の怪人 ケン・ヒル版」を紹介。オペラ座の怪人は1909年にフランスの作家ガストン・ルルーが発表した小説が原作。「愛するが故の悲劇」をテーマとしたオペラ座の地下に巣食う謎の怪人・ファントムと若きソプラノ歌手・クリスティーンの物語。ミュージカル「オペラ座の怪人」には様々なバージョンがあり、展開が少しずつ異なる。日本で良く知られているのは「アンドリュー・ロイド・ウェバー版」。今回紹介するのは「ケン・ヒル版」。イギリスの演出家ケン・ヒルにちなむ。初演は1976年。ガストン・ルルーの小説を初めてミュージカル化し、原作のエッセンスを最も忠実に描き出している。1992～2018年の過去6度にわたり来日公演が開催され、累計28万人を動員。来年は6年ぶり7度目の上演となる。「ケン・ヒル版」では既存のオペラのアリア（独唱）の名曲を劇中歌にしており、そこにケン・ヒルが書き下ろした歌詞が合わさる事で物語を豊かにしている。2013年公演を映像でプレイバックした。ファントムは実力派ミュージカル俳優ベン・フォスター、ファウストは世界屈指のテノール歌手ポール・ポッツが演じる。