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「マルレ」 のテレビ露出情報

きょうは終戦の日。第二次世界大戦当時、日本軍の最高機密だった水上特攻兵器「マルレ」の映像を紹介。水上特攻隊に所属していた96歳の元兵士の佐野博厚さんを取材。ベニヤ板で作られたモーターボートに重さ250kgの爆雷を積み、敵の船を破壊する特攻兵器「マルレ」。本来の目的を隠すために連絡艇とされ、その頭文字をとって「マルレ」と呼ばれた。佐野さんは敗戦の前の年の1944年、16歳で陸軍に入隊。船舶特別幹部候補生として訓練を受けたあとマルレ部隊へ。マルレの任務は夜、敵船に接近し爆雷を投下するというもの。マルレは前進しかできない船。爆雷投下後に生還は困難で、米国軍からは「自殺艇」と呼ばれた。佐野さんは日本沿岸を守ることを目標に、熊本県天草で出撃に備えていたが、79年前のきょう玉音放送で終戦を知り、出撃することはなかった。
水上特攻マルレ部隊では16〜25歳の若者が中心となって祖国に命をささげた。戦死した隊員は約7割にあたる1600人以上。2022年に取材した当時97歳浜槙人さんもマルレの元隊員。浜さんは1944年、19歳で陸軍に入隊。しかし日本軍はこの頃、マリアナ沖海戦で壊滅的な打撃を受け、サイパン島が陥落。連合国軍による本土空襲が本格化した。日本軍は形勢逆転を狙い特攻作戦を考案。その1つがマルレ部隊だった。1945年1月の夜、浜さんはフィリピンの海へ出撃。しかしエンジンの故障で20日間大海原を漂流。男性所属の中隊32人中2人が生還した。

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