米国政府の高官は、日本と米国、韓国の間で定例化することで合意している3か国の首脳による会談について、年内の開催を目指す考えを示した。岸田総理大臣と米国のバイデン大統領、それに韓国のユン・ソンニョル大統領は、去年8月、ワシントン郊外で首脳会談を開き、3か国の首脳による会談を年に1度は行い、定例化することで合意した。ホワイトハウスの国家安全保障会議で、ラップフーパー上級部長が講演で、岸田総理大臣が自民党総裁選挙に立候補しない意向を示したことに触れ、3か国間の協力をいかに制度化し、変化に耐え、長期的に持続できるようにするかに焦点を当ててきたと述べた。バイデン政権としては、核ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応などで、3か国の首脳が交代しても連携が続くよう、協力関係を確かなものにしたい考え。