5年前にインドネシアで制作され世界的にヒットしたゲーム「コーヒートーク」の続編が、いま東京を舞台に制作されている。ゲームの脚本を担当した小川公貴。ゲーム制作者・モハメドファーミ（享年32）の作品の日本語訳を担当し、その世界観を深く理解しているとして制作会社から脚本を依頼された。小川は「ファーミはゲームでいろんなことを語ることができ、共感する人も多く出てくるようなゲームを作れた方だった。ファーミをリスペクトしつつ、“コーヒートークトーキョー”らしい作品に仕上げたい」と話す。ファーミがゲームで描いた一つは、インドネシアの他民族国家ゆえの悩みだった。小川は現代の日本社会か抱える悩みをゲームに落とし込みたいと制作を進めている。