ワシントンポスト紙によると、日本製鉄のUSスチール買収を巡り、対米外国投資委員会が審査を行っていたが、バイデン大統領が15日以内に最終判断を下すことになった。日本製鉄側は「大統領の熟慮」を強く要望。双方が望む買収計画にバイデン大統領はかつて否定的な発言をしてきた。上智大学・前嶋和弘教授は「バイデン大統領のこれまでの発言とかを考えていくと、USスチールの買収計画は”ノー”と言ってくると思う。(もし承認すれば)売国奴だなんて言葉を(トランプ氏が)使ってくるかもしれない。バイデン大統領にとっては最後の汚点になってしまう」と指摘。残りの任期が1カ月を切ったバイデン大統領が思い切った決断に出た。連邦法違反で死刑が確定した囚人40人のうち37人を終身刑に減刑する過去に例のない規模の恩赦。1日には銃を不法に購入した罪などで有罪評決を受けた息子にも恩赦を与えている。背景にあるのは死刑執行の再開を目指すトランプ次期大統領を阻止する狙いがあるとみられる。