韓国KBSが伝えた今月1日の国会。保守系の与党・国民の力と、野党・共に民主党の議員が互いに非難。与野党が激しい対立を繰り広げている。韓国では来年4月に予定されている総選挙を見据えてすでに駆け引きがはじまっているよう。現在の韓国の国会の議席数は、定数300に対して共に民主党が167となっている。支持率は両党30％代となっている。青木良行さんによると、ほぼすべての課題について主張が異なるという。現在の議員の任期がはじまった2020年から国会に提出された法案は2万5000。うち可決したのは2494件と伝えられた。対立の背景について与党は、ユンソンニョル政権の支持率低迷の影響を受けているとのこと。総選挙の前哨戦とされた10月のソウル西部の区長選挙で、国民の力は得票で17ポイントの差をつけられ大敗となった。ユン大統領に最も近いとされる議員がさきほど、次の総選挙に立候補しないという立場を示した。共に民主党の課題について「党代表本人」という。過去に都市開発疑惑などで3つの事件で裁判を受けていると伝えられた。今年9月、イ代表の逮捕同意案が国会で可決した際、共に民主党から30人程度が賛成したという。すると熱烈な支持者は代表と距離をおく議員が賛成したと判断し、名指しで非難した。非主流派の議員4人は、党内に新たなグループを立ち上げた。総選挙は、ユン大統領就任から2年になる前に行われるため、政権の中間評価と位置づけれている。