中濱さんは「きょう午後4時までの地震回数(震度1以上)は911回。これまでのトカラ列島では毎年のように群発地震活動が起きてはいたが、この数は異常でこれまでに経験したことがないような数となっている。先月21日からまだ10日あまりだが900回を超えて、専門家も何が起きているか分からない状況。トカラ列島は菅野妹島という火山もあるような火山帯にある島々。フィリピン海プレートが沈み“ひずみ”が溜まりやすく、このひずみを解消しようとトカラ列島では地震活動が毎年のように起きている。ただ今回ひずみが解消しているようだがあまりにも地震回数が多い。震度5弱の地震は正断層型の地震と解析されている。フィリピン海プレートが沈み込みプレート境界で起きる逆断層型の地震が『南海トラフ地震』のメカニズムの一つなので全くタイプのことなる地震。場所も南海トラフ地震の震源想定域とかなり距離が離れているので直接の関連はない。」などと伝えた。