中国軍で台湾方面などを管轄する東部戦区は台湾周辺でパトロールのほか、海軍と空軍合同の軍事演習を実施したと発表した。台湾国防部によると、日本時間の19日午前10時以降の4時間近くに、中国軍の戦闘機などのべ42機が台湾周辺海域の上空で活動し、このうちのべ26機が台湾海峡の「中間線」やその延長線を越えて台湾寄りの空域に進入したという。また、中国軍の艦艇8隻の活動も確認したという。中国側が「台湾独立勢力だ」と批判する台湾の頼清徳副総統が南米のパラグアイを訪問した際、アメリカを経由したことへの対抗措置とみられる。