イギリス最北の島・シェトランドで1年に1度だけ行われる、バイキングの火祭り「アップ・ヘリ・アー」を紹介。シェトランド諸島は、約23000人が暮らす。8世紀にバイキングは北欧からヨーロッパ各地に進出し、9世紀にシェトランドに上陸した。バイキングが暮らした住居を紹介。アップ・ヘリ・アーでは、祖先であるバイキングを称える。
アップ・ヘリ・アーは、毎年1月最後の火曜日に行われる。午前8時、バイキングの仮装をした人たちが街を更新して勇姿を披露した。バイキングの衣装と船は、毎年新しく作られる。
ラーウィック市庁舎のステンドグラスには、シェトランドの歴史上の重要人物が描かれている。ハラルド王は西暦870年に上陸したバイキングで、最初にシェトランドを統治したと言われている。ラーウィック市庁舎で、アップ・ヘリ・アーの儀式が行われた。
アップ・ヘリ・アーに使われるバイキングの船は、毎年新しく作られる。船の作り方は、代々受け継がれてきた。バイキング船のシンボルは、竜の頭。祭りに使われる、たいまつが作られた。
夜7時、炎の行進が始まり、バイキングに仮装した人たちがたいまつを持って街を練り歩いき、バイキング船が行進を先導した。行進には、街の人達も参加する。