先月26日、中学1年生を前に、ベートーベンの名曲「田園」を演奏したのはN響のメンバーたち。20年以上にわたり、第1コンサートマスターを務めた篠崎史紀さん。若い世代にクラシック音楽の素晴らしさを届けようとN響は今回新たな形のワークショップを開いた。ワークショップが開かれたのは今年4月に開校したばかりの中学校。ともに音楽表現を作り上げたいと前もって生徒たちに課題を出していた。テーマは「あなたにとっての田園」。生徒たち自身が田園と感じたものを撮影。その風景から感じたものを5秒程度のメロディーにする。それを組み合わせてN響のメンバーが曲にし、演奏。呉華演さんは篠崎さんに一緒に演奏したいと申し出て、演奏をしてもらった。ゾクゾクしたなどと話した。