今年も下期に入ったが、上期の日経平均株価はバブル期依頼33年ぶりの高値を更新した。下半期の注目は海外投資家の動向。先月ロンドンで日本取引所グループのトップが投資家向けに講演を行い、投資家からは、日本企業が変わりつつあることへの期待の声が多く聞かれた。一方で「改善が必要」との厳しい指摘もあった。エコノミスト元編集長のビル・エモット氏は日本の株価が上昇するかどうかは「日本の投資家が貯蓄から株式への投資を始めるかどうかにかかっている」としている。上期の株価上昇には投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株を買い増したことが、更なる投資を呼び込むキッカケにもなった。