石破総理大臣は日本時間あす未明に開催するG7サミットの開催地のカナダに到着した。G6+1とも揶揄されトランプ大統領が各国との足並みを完全に乱す中石破総理も重要の役割をG7結束を示すことを担うことになる。大幅に首脳の顔ぶれが変わったサミットで石破総理はG7の結束を訴えつつ対中国を念頭にインド太平洋の議論を主導する構え。最も結束が問われるのはイランとイスラエルの緊迫する中東情勢で事態沈静化を求める共同声明の採択を調整している。一方アメリカ政府関係者が最も各国の関心が高いと指摘する関税交渉についてトランプ大統領は会議期間中に新たな貿易合意をする可能性について言及した。石破総理もトランプ氏との会談で交渉を進展させたいところだが日米双方からG7の場での合意は難しいとの声が出ている。周辺都市ではトランプ政権への抗議デモも行われる中会議の結果は結束か亀裂か注目のサミットは約13時間後に開幕する。