デンマークの国王来日中、ラーメン店訪問の理由。それは豚肉。一風堂のチャーシューは10年前からデンマーク産の豚肉のみで作られているという。その視察のために自ら訪れたという。デンマーク最大の輸入品目は豚肉。デンマークでは年間3000万頭以上の豚肉が生産され、この内約9割が輸出されている。デンマークの農産物輸出額の約4分の1を占めていて。輸出量としては世界3位。また、日本にとってもデンマークから輸入する農産物の中ではトップで、約4割を占め、ハムやソーセージなどの減量になっているという。その豚肉の質を高く保つためデンマークは悔いを上げて取り組んでいる。エサは食品農業水産省が厳密に管理、飼育は公認の獣医が監視・管理。運搬時には畜舎と同じ環境をトラックの内に最短ルートを使用、ストレスを軽減。研究開発は国が投資、二酸化炭素の排出量を減らす、技術を開発。2017年当時皇太子だったフレデリック国王は日本とデンマークの外交樹立150周年記念イベントで10年以上デンマーク産の豚肉を使用し続け安定した強力関係を築いたことに対し、松屋フーズへ勲章を授与。他の日本企業や海外にも国王自ら勲章を授与、国をあげて豚肉の輸出を推し進めている。