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「七条商店街」 のテレビ露出情報

京都市・崇仁地区へ昨年10月に京都市立芸術大学が移転してきた。京都市立芸術大学は「芸術を学びながら地域と関わる」ことを掲げた。崇仁地区には部落差別により苦しめられた人が暮らしている。かつては自分の出自を隠すことも多かったのだという。こうした歴史と向き合うことになった彼らは、ここでどのようなものを生み出すのか。京都駅から5分ほどの場所、京都市立芸術大学は再開発の一環で、地域の活性化のために移転してきた。美術学部3年生の鳥井直輝さんは、ある日商店街のイベントに参加するためにミシンを運んでいた。ミシンを使い、地域の人と交流を図る。鳥井さんは古いものに新たな価値を見出し作品づくりを行おうとしているという。先程使っていたミシンは100年ほど前から地域で使われていたものだという。鳥井さんは崇仁地区で古くから続いてきた皮革業に関心があるのだという。かつて崇仁地区には皮を使った靴屋さんが100軒近く並んでいたのだという。洛中洛外図屏風には死んだ牛や馬の処理を行う、当時の身分制度で「汚れた」とされる人々が描かれている。こうした差別を受けた人たちが暮らしてきたのは崇仁地区だった。明治時代に身分制度は撤廃されたが、差別は残り、多くの人が街を出た。その結果皮革業も衰退していったのだという。鳥井さんは現在数少ない皮革業を営む西川さんのお店で購入した皮を使い作品を作る。皮という素材の面白さや魅力を伝えたいのだと鳥井さんは語ってくれた。
地域との交流は少しずつ広まり、京都市立芸術大学の学生は地域の祭りに参加したり、地域に通うようになっていった。ある日鳥井さんは住民の方との地域を紹介する冊子に関する会議に参加していた。地域の飲食店や文化に関することを載せた冊子、8年前から発行しているという。代表者である藤尾まさよさんは、鳥井さんにまだまだ崇仁地区への差別が残っていることを覚えていてほしいと語った。鳥井さんは今も差別意識が残っているのだと、この時初めて知ったのだという。鳥井さんは「地域と繋がりワクワクするような作品を作りたい」という今までの思いに対し疑問を感じるようになった。鳥井さんには「地域のことを学んでから活動してほしい」と伝えた藤尾さん、彼女はかつて差別から目を背けてきた経験があるのだという。そんな中で、藤尾さんは息子さんが通う中学の人権学習に参加したことが現在の活動を始めるきっかけになったのだという。鳥井さんに対して藤尾さんは「鳥井さんの作品づくりには意味がある」と語り、期待を寄せた。11月、鳥井さんは芸大の移転をPRするイベントで出店を出し、作品を販売することにした。販売する際にはお客さんに崇仁地区の歴史を説明した。そんな中、かつてこの地域で靴職人をしていたという男性と出会う。彼は鳥井さんの作品を見て「こういうのをどんどんやってほしい、差別などにこだわる必要はない、変わっていくことが当たり前だ」と語った。
京都市立芸術大学が移転してきたことで、地域の人たちは「街が若返った」と語る。また藤尾さんは芸大学生たちを「希望」だとした。皮革店を営む西川さんは自分の店で入手した皮を使った鳥井さんの作品を見て「頼もしい」と語った。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月7日放送 8:25 - 8:50 NHK総合
Dearにっぽん(Dearにっぽん)
京都市・崇仁地区へ昨年10月に京都市立芸術大学が移転してきた。京都市立芸術大学は「芸術を学びながら地域と関わる」ことを掲げた。崇仁地区には部落差別により苦しめられた人が暮らしている。かつては自分の出自を隠すことも多かったのだという。こうした歴史と向き合うことになった彼らは、ここでどのようなものを生み出すのか。京都駅から5分ほどの場所、京都市立芸術大学は再開発[…続きを読む]

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