今月3日にリニューアルオープンした皇居・三の丸尚蔵館は2万点に及ぶ皇室ゆかりの美術品が貯蔵されている。かつて皇室が所有していた国宝4件が間近で鑑賞できる。最初に伊藤若冲の動植綵絵を紹介。緻密な描写と大胆な構図が特徴。日本を代表する作品に値するという。一昨年国宝に指定されたが、伊藤若冲が10年かけて描きあげた大作。
次に蒙古襲来絵詞を紹介鎌倉時代にモンゴル帝国が攻めてきた元寇の様子を描いた絵巻物。中世・近世の武士たちにとってはこの絵巻物が教科書だったという。2度の元寇の武士たちの姿が描かれている。3つ目に小野道風の屏風土代を紹介。鎌倉時代の終わりの伏見天皇がこれを手本にしたコピーを作っているという。屏風土代とは下書きのことでところどころ小さな文字が記入され、文字の訂正に工夫の跡がみられる。最後に藤原氏にまつわる歴史的絵巻を紹介。春日権現験記絵巻を収めている箱も展示されている。春日権現験記絵は藤原氏がこれまでの一門の繁栄に感謝し、さらなる繁栄を祈願して制作され、歴代関白が書いた詞書が残されている貴重なもの。絹に書かれているという。元は春日大社にあったはずのものだと考えられるが、江戸時代の終わり頃には神社から出て京都あたりで売られていたという。その後明治になり皇室に献上されたという。皇居・三の丸尚蔵館では他にも国宝を公開予定。今回紹介した国宝4件は12月24日まで公開。今後公開するものとして3月12日からは更級日記。5月21日からは唐獅子図屏風が公開される。三の丸尚蔵館は大手門から入門し約100mのところにある。オンラインによる事前予約が必要。
次に蒙古襲来絵詞を紹介鎌倉時代にモンゴル帝国が攻めてきた元寇の様子を描いた絵巻物。中世・近世の武士たちにとってはこの絵巻物が教科書だったという。2度の元寇の武士たちの姿が描かれている。3つ目に小野道風の屏風土代を紹介。鎌倉時代の終わりの伏見天皇がこれを手本にしたコピーを作っているという。屏風土代とは下書きのことでところどころ小さな文字が記入され、文字の訂正に工夫の跡がみられる。最後に藤原氏にまつわる歴史的絵巻を紹介。春日権現験記絵巻を収めている箱も展示されている。春日権現験記絵は藤原氏がこれまでの一門の繁栄に感謝し、さらなる繁栄を祈願して制作され、歴代関白が書いた詞書が残されている貴重なもの。絹に書かれているという。元は春日大社にあったはずのものだと考えられるが、江戸時代の終わり頃には神社から出て京都あたりで売られていたという。その後明治になり皇室に献上されたという。皇居・三の丸尚蔵館では他にも国宝を公開予定。今回紹介した国宝4件は12月24日まで公開。今後公開するものとして3月12日からは更級日記。5月21日からは唐獅子図屏風が公開される。三の丸尚蔵館は大手門から入門し約100mのところにある。オンラインによる事前予約が必要。
住所: 東京都千代田区千代田1-1 皇居東御苑内
URL: http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html
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