新潟・村上市の軒先や店の中でみられるのは、塩漬けしたサケを干し発酵させてつくる伝統食。サケが上ってくるのは三面川。村上は江戸時代からサケの街として知られている漁師の佐藤さんは40年近くサケをとっている。毎年たくさんのサケが来るのは清流が保たれてきた証。その水は源となる山々から流れている。遠山さんは毎年秋にとちの実を集めに山にでかける。高根川の上流の森にはトチノキの大木がある。人が森を育て、森が水を生み、水が命を育みながら流れくだっていく。
10月、トチノキは実を落とし紅葉に彩られた。高根では年越しに向けてとちの実を使った餅作りが始まった。手間暇かけて柔らかくして灰をまぶしてあくを取る。さらによくもんで薄皮を取るとえぐみもなくなる。これを洗ってお餅と一緒につく。毎年、三面川では森を育てる取り組みが行われてきた。サケをとる漁師や市民たちが上流に落葉樹の苗を植える。
10月、トチノキは実を落とし紅葉に彩られた。高根では年越しに向けてとちの実を使った餅作りが始まった。手間暇かけて柔らかくして灰をまぶしてあくを取る。さらによくもんで薄皮を取るとえぐみもなくなる。これを洗ってお餅と一緒につく。毎年、三面川では森を育てる取り組みが行われてきた。サケをとる漁師や市民たちが上流に落葉樹の苗を植える。