都内のハローワーク。高齢者の就職支援窓口では利用者が増えているという。働く高齢者は去年、過去最多の912万人。65歳から69歳では2人に1人、70歳から74歳で3人に1人となっている。大手求人検索サイトが60歳以上に行った調査では、経済的理由で求職している人のうち「企業に採用されたことがない」は3割近くに上っている。ハローワークで求職者7020人にきくと、希望職種で1番多かったのが事務で23%。一方、実際に就職できた先で一番多かったのが運搬・清掃で33%だった。ハローワーク担当者によると「事務職の求人はあるが、若い人をとりたいニーズがまだ高いためミスマッチが起きている」という。