パラ競泳・日本のエースの木村敬一は、東京パラリンピックでは金メダルを獲得した。木村敬一選手が今取り組んでいるのがフォームの見直し。しかし木村選手にとってフォームの細かい動作を習得するのは簡単なことではない。目が見えないため、手本となる泳ぎや自分自身の動きを確認することができないため。それでもパラリンピック2連覇のためには、理想のフォームを身につけることが欠かせないと考えている。その事を強く感じたのが去年の世界選手権で、100mバタフライでトップの選手に2秒近くさを付けられ、銀メダルに終わった。木村選手は、追い越せるようにこれから頑張りたい と話す。理想のフォームに近付くために、バラフライで五輪2大会連続銅メダルを獲得した星奈津美さんを頼った。二人は10年来の友人。星さんと木村選手が練習しているのが水を効率よく捉える手の動かし方。目指すはパラリンピック2連覇。木村選手は、終わったときには良かったなと思えるようなものでありたい、少しでも早く泳ぎたいと思うし、金メダルを取りたいと話していた。