財務省の部屋で国債の入札が行われた。国債には発行から償還日まで、最短2か月から最長40年のものまである。この日の入札は10年国債1.9兆円分だった。元理財局長の齋藤さんは、発行額に足りるだけ札が集まるかという緊張感は何回やっても消えなかったと語った。国債企画課の矢野さんは11月、日本国債への投資を呼び込むためドバイを訪れた。機関投資家たちとの面談で、投資家たちは日本の政治家の財政への姿勢を質問した。中等滞在中、矢野さんは海外投資家が抱く日本国債に関する懸念を何度も指摘された。日本のGDPに対する債務残高の割合は世界の中でも突出して高く、将来国債の信用にも影響するという指摘もある。1990年代後半まで最上位だった日本国債の格付けは、今上から5番目となっているものもありl、G7ではイタリアに次いで低い評価となっている。